yahoo fastpay
いろいろ検討した結果、カード決済の代行はyahoo fastpay に任せることにした。手数料はwebpayと同じ3.25%。代金の振込手数料が無料らしいのでwebpayよりも少しお得。
stripeには期待していたのだが、eccubeの他のバージョンに対応するプラグインについてはアップデート版を開発中とのこと。その完成を待っているわけにもいかない。
webpayはクレジットカード情報の移管についてシームレスに対応したいと言っていたが、そうはならなかった。クレジットカード情報を移管しないと、決済の段階で離脱率が高まる可能性がある。一度サイトで購入していただいたお客様にご不便をかけてしまうのがとても気になる。。。。
yahoo fastpayはyahoo ウォレットも使用できるので、もしかしたらCVRが高くなる可能性があるかも、、、、と期待しつつ結論を出した。webpayのサービス終了に伴いずいぶん手間をかけてしまった。
期待のFinTech企業
最近、話題になっているFinTech。決済に関してはPayPalに始まり、最近はstripeらしい。新聞にも時々stripeという単語が載ってることがあるくらいだ。
stripeはPayPalと違ってSMBCと資本提携したりしているから、日本のマーケットにうまく入り込んでくる予感がする。
にもかかわらず、ネット上には情報が多くない。直接問い合わせてみた。
まず、eccubeに対応するプラグインとしては2.1.3に対応したベータ版があるそうだ。eccubeのプラグイン管理からは読み込むことができない。これをダウンロードして解凍したmdl_stripeを、data/downloads/module/に置く、というところまでは進んだのだが、設定ができない。
と言うことで現在、調査中です。
でも、そもそも2.1.3に対応したモジュールが、今運用しているサイトで使えるかどうかわからないし、、、、、だんだん不安になってきた。Silexベースの新しいeccubeがリリースされた今、stripeのエンジニアも、レガシーなeccubeに対応するなんて嫌だろうな。。。
どうなってしまうんだろう。。。
どこに移行するの?
PAY.JPはwebpayからの移管に積極的なみたいだ。固定費のかからないプランで手数料3%〜。Apple Payにも対応っていうのが気になるところ。
eccubeのためのプラグインも用意されている。しかし対応するバージョンが3.0.9以上で2系には使えない。問い合わせてみた。
「2系に対応したプラグインはないのですか?」
「ありません」
「開発予定は?」
「ありません」
そう言われてしまっては、これ以上検討しても仕方がない。
なんか良さそうな感じがしてたんだけど......
と言うことでPAY.JPは見送り。
残念。
omiseを調べてみた。omiseは日本人がタイで創業したFinTech企業らしい。月額固定費が無料で、決裁手数料が2.95%。費用面はとても魅力的。eccubeのためのプラグインも用意されている。プラグインが対応しているバージョンは2.13.3。.....惜しい!バージョンが微妙に違う。
サポートデスクに問い合せてみた。
返事のメールの一部にタイ語と思われる文字が紛れ込んでいた。
「ราได้รับข้อความของคุณเรียบร้
ขอบคุณค่ะ
ทีมงาน Omise」
なんかワクワクしてきた。。。
返答されてきたメールの内容は、
「C-CUBE 2.13.3 での動作のみに対してテスト済みですが、他のバージョンも多分大丈夫です。」というような内容だった。
よし!これで行こう。
テストをするためにomiseのアカウントを取得。 eccubeにプラグインをインストールして設定した。
ところが、、、、
動作しない。「カードトークンが入力されていません」のメッセージ。
う〜ん、なんとかしたいな。eccubeをバージョンアップする?どうせいつかはしないといけないのだし。でも色々カスタマイズしてるから面倒だな〜。
その後、何度かメールのやり取り。
「テスト用のサイトがございましたら、教えていただければ弊社の開発チームはテストできるかと思われま
初めから言ってよ!
わ〜、すごい残念。
PayPalすごい!
クレジットカード情報の移管はPayPalでも可能だとwebpayから案内された。
PayPalはこのサイトに導入済み。しかしこれまでのところPayPalを利用する人の割合はとても低くなっている。おそらく、利用にあたってPayPalのアカウントを開設する必要があるので、面倒になって離脱してしまうのだろうと思う。欧米ではPayPalのシェアが大きいらしいが、日本ではシェアが低い。PayPalのアカウントを持っている人の数が多ければ良かったのだが。
なぜ、日本でPayPalが伸びないのか?
日本では銀行からPayPal口座に入金ができない。PayPal口座への入金はクレジットカードの引き落としのみ。他の国ではこれが可能になっている。
PayPalがあれば送金にかかる費用がほぼ無料。そうなると国内の銀行は用無しです。FinTechとはそういうものでしょう。銀行から直接PayPalに入金できないのは銀行業界が反対しているとか、天下りを受け付けないから金融庁が嫌がらせをしているとかいろいろ可能性があります。
PayPalが普及していればもっと便利な生活ができるようになっていたであろうに、と思うのですが、PayPalの利用者は数が伸びていないのが現状。仕方がない。現在導入しているのがPayPalエクスプレスチェックアウトでなくてPayPalアカウントがなくても利用できるウェブペイメントスタンダードプラスだったら離脱率も低くなっていたのかも。
しかし、ウェブペイメントスタンダードプラスは月額固定費がかかる。
ということでwebpayのクレジットカード情報を移管する先としてPayPalは見送り。
残念!
ところで、PayPalに口座を開設した際、サポートデスクに電話すると中国語なまりの正しい日本語で丁寧に対応された。技術的なことに関して問い合わせるとアイルランドからメールで回答があった。世界中の人材を使いサービスを提供する、まさにグローバルな企業。FinTechで先端を行こうとするなら国内に閉じこもっていてはダメなんでしょう。日本からFinTech分野で成功する企業って現れるのでしょうか?
webpayからの移行先
お客様がクレジットカードを利用されると、入力情報が保存され、二度目以降の利用の際にすべての情報を再度入力しなくて済むようになっています。この情報はwebpayが保持しており、決済を依頼しているEC業者は保持していません。この情報を保持していない、というのがセキュリティの上で重要なのですが、webpayがサービスを終了してしまうと、お客様が次回クレジットカードを利用する際に不便になってしまい、離脱してしまう可能性が高くなってしまいます。
それは困る!
ということでwebpayは情報を移管できる業者を案内してくれました。
PAY.JP
maneco
Stripe
その他にも検索すると、クレジットカード情報の移管が可能な業者が紹介されていました。
Omise
GMOペイメントは固定費のかからないプランで手数料が4.7%。とにかく高い。
見送り。
残念。
manecoはDeNAと三菱UFJ二コスの折半出資企業ペイジェントが運営している。三菱UFJってなんか企業イメージが悪い。ちょっと前まで三菱銀行のネットバンクを使おうとすると、ブラウザはIEしか対応してなくて、firefoxだと表示が崩れてformに入力できない、なんて状態が続いていた。ローテクの古い会社で、おっさんだらけというイメージだ。私もおっさんだが、おっさんはおっさんが好きじゃない。
それはともかく、固定費がかかるし、決済手数料も3%と安くはない。
ということで見送り。
残念。
クレジットカード決済代行会社の検討
なんと「初期費用・月額は不要で、月間売上が10万円まで完全に無料で使えます。」と書いてある。しかもEC-CUBE用の決済プラグインも用意されている。これってすごいじゃないか!早速、EC-CUBEで製作しているサイトにプラグインをインストールしようとした。ところが、プラグインを利用するにはビジネスプランを申し込まないとダメとのこと。
ビジネスプランは固定費が発生し、決済手数料も2.55%+10円かかる。
話が違うじゃないか!
spikeはフリーミアム モデルで収益を上げようとしているらしい。小口決済には有利だが、小口でない場合は微妙だ。決済手数料はともかく、売上高に関係なく固定費が発生するのが好きになれない。
ということでspikeは見送り。残念!